こんにちは。
株のしくじり先生福田ナオミです。
私のYouTubeチャンネル「くりっく株365解説チャンネル」にて、
https://www.youtube.com/channel/UCAbVl4xBmNfTXqNTtaITMqA
小学生でもわかるように、くりっく株365について説明しています。
このブログは、その内容を記事にしたものです。
今回は「くりっく株365とは」をご説明します。
くりっく株365は、2020年10月26日に新規上場ということで新しい商品になっています。こちらではその新しい商品についてご説明させていただきますね。
今回の説明を読む前に、基礎知識として「CFD」と「株価指数」という用語を理解しておいていただきたいと思います。
もし、この用語の意味がわからない方は、別記事にて解説していますので、先にそちらをお読みください。
・CFDとは
・株価指数とは
くりっく株365の仕組みはいろいろあるのですが、まずは「どういう投資商品なのか」という大まかな仕組みを説明したいと思います。
くりっく株365とは、CFDと言われる「差金決済取引」になります。
投資家は、金融機関と株の売買を“架空”で取引します。
つまり、お金の流れだけの取引になります。
ところで、「くりっく株365って変な名前。何これ?」と思っていらっしゃる方がいるかもしれません。
くりっく株365の正式名称は、「株価指数証拠金取引」です。
くりっく株365は、愛称…あだ名のようなものと理解してください。
株価指数の代表的なものは、日経平均株価(日経225)があります。
くりっく株365では、一つの現物の株(exe.トヨタの株、ホンダの株)ではなく、こういった「株価指数」を取引の対象としています。
では、証拠金取引とはどういったものなのでしょうか。
投資家は、「今から日経平均が上がりそうだな」と思ったら、買います。「下がりそうだな」と思ったら、売ります。これは、現物の株と同じですね。
ここからが証拠金取引の説明に入っていくのですが、くりっく株365では、売買の単位が「1枚」となっており、その1枚の中味が現物の株と少し違います。
この1枚の中味は、【現在の日経平均の株価×100】になります。
例えば、日経平均が20,000円のときに1枚買うということは、20,000×100=200万円分買っていることになります。
1ロットや1パックを買っているというイメージですね。
これが、思惑どおり上がって日経平均が20,000円から21,000円に上がったとします。
投資家は、21,000円になったので売りました。
すると、1枚売ったということは、「210万円分売った」ということになります。
つまり、手元に残った利益は「210万円-200万円=10万円」で、差額の10万円ということになります。
こうなってくると、素朴な疑問として「200万円必要なの?」と思われると思います。
…必要ありません。
ここで、「証拠金取引」の説明が必要になってきます。
証拠金取引とは、一定の金額(証拠金)を担保として預けることで、証拠金以上の取引が可能となる取引です。
証拠金は、株価の変動によって計算され、原則週1回ごとに見直しが行われています。
ちなみに、2020年10月17日現在の証拠金は69,710円です。
日経平均(日経225)を1枚買うのに、69,710円を証券会社に預けたら、日経平均が20,000円の場合、200万円の取引ができるということになります。
このように、少ない証拠金で大きな金額の取引をすることを「レバレッジをかける」「レバレッジが大きい」などと表現します。
上で説明したように、うまく日経平均(日経225)が1000円上昇してくれたら、少ない資金で10万円という大きな利益を得ることができます。
注意していただきたいのが、逆も同じなので、下がったときは10万円のマイナスになります。
また別の記事で詳しく説明しますが、株価指数が上がったときはよいのですが、下がったときは最低証拠金額をすぐ割り込んでしまいますので、最低保証金だけを入金して取引するということは少ないです。
最低保証金の2~3倍の資金で取引されることをおすすめします。
極端な話をすると、最低保証金だけを入れて、1枚取引しているときはレバレッジが30倍ということになります。
逆に、証券会社に200万入れて取引をすると、レバレッジは1倍ということになるので、多少の値動きでも証拠金がなくなることはなく、安心です。
ということで、くりっく株365の概要を簡単に説明させていただきました。
また少しずつ詳しい説明をしていきますので、続きの記事もよろしければお読みください。
この内容を動画でご覧になりたい方は、YouTubeのくりっく株365解説チャンネルへどうぞ!
https://youtu.be/_5GCk19lxO8